私の不妊体験記その4〜できることを見けられた
前回は、不妊専門クリニックの仲間との
たわいのない世間話や食事会が
同じ悲しさ、苦しさをわかってもらえ、
安心して話せる場所を
作りたい!
という思いのベースになっている
ことを書きました。
詳しくは・・こちらから
今回は、もう一つ見つけた
こころが、安らげる仲間、居場所
について書こうと思います。
その仲間とは・・・
「現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会」です。
Fineの仲間と知り合ったきっかけは
不妊専門クリニックがネット上で運営していた
”掲示板”でした。
私が不妊治療を始めた当時は、
世間では”不妊治療”という言葉も、
知られておらず、理解もない状態でした。
今も依然と変わらず
孤独を抱えている人は多いと思います。
ただ、私が治療をしていたころは
現在のようにTwitter、ブログ、Facebookなどの
気持を共有できる場が少なく
今以上に孤独、孤立を感じていたような気もします。
不妊治療していたころ、私は、
子供を授かれない苦しい思いで
溢れそうになっている
こころの思いを、共有できる場所、
こころの思いを、わかってもらえる場所、
こころの中を、話せる場所、
こころの中を、吐き出せる場所
を切に、切に、求めていました。
私にとっての
不妊の気持ちをわかってもらえ
共感してもらえる大切な場所が
「NPO法人 Fine」であり、掲示板でした。
不妊治療中の私は
その掲示板の仲間とFineの仲間に
助けてもらい、支えてもらいました。
独りぼっちじゃない!
同じ気持ちを持っている仲間がいる!
そう思うだけで、救われました。
不妊治療中の私は、
ただ、話を聴いて欲しかった…
ただ、共感して欲しかった…
それだけでした。
うん、うん、そうだね、
本当にしんどかったね
よく頑張ってきたね
と、ただ聴いてもらえる
それだけで、こころが軽くなりました。
ただ、それだけのこと?
されど、それだけのことが
その当時は、なかなか得られなかったのです。
なんで、自分だけが
こんな辛い思いをするんだ・・・
私が何をしたというの~と叫びたくなり
友達の妊娠、芸能人の妊娠報道を
素直に喜べず、
素直に喜べない自分を
自分が許せず・・・
だけど、素直に喜べない、聴きたくない
妊婦さんを見たくない
赤ちゃんを見たくない
自分自身の中で
かなり葛藤と混乱をしていました。
不妊のしんどい思いを
してきたからこそ
自分と同じような思いを
されている方に
共感でき、支えることが
出来るのではないか
と思い、不妊ピアカウンセラーを目指しました。
同じ苦しさを体験した
当事者だからこそ
寄り添い、共感できる
と思っています。
そして、共感できる相手が
いるからこそ、
その人は、自分自身のこころの中と
向き合うことができ
自分自身の気持ちと向き合うことが
出来ると思います。
そこから、その方自身の解決方法を
見つけていけるのです。
その不妊ピアカウンセラーを
私に届けてくれたのは
NPO法人 Fineでした。
不妊ピアカウンセラーという
不妊で苦しんできた
私だからできることを
見つけられ、
こどもを授かることは
難しかったけど
あらたな道を見つけられたのです。
次回は、不妊治療中の葛藤について
書こうと思います。続きはこちら・・・
いつもあなたが自分らしく
笑顔でいられますように。
今日もありがとうございます。